PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)/PFOA(ペルフルオロオクタン酸)規制
PFOS(CAS No.1763-23-1)、PFOA(CAS No.335-67-1)は、有機フッ素化合物で、親水性(水になじむ性質)と親油性(油になじむ性質)の両方の性質をもつことから、フッ素ポリマー加工助剤としての利用や、撥水剤、撥油剤、消火剤、フォトレジスト、塗料などに幅広く利用されています。身近な用途では、調理器具焦げ付き防止表面処理や衣類の撥水加工です。近年、地球規模での環境残留性や生体蓄積性が明らかとなったために国際的な規制が進んでいます。
◆PFOSとその塩、及びPFOSF(ペルフルオロオクタンスルホン酸フルオリド)は、POPsの廃絶を目標としているPOPs条約の2009年締約国会議において、製造、使用、輸出入が制限されました。
日本では、上記を受けて化審法で第一種特定化学物質に指定され、原則として
製造・輸入が禁止されています。(一部の用途では例外的に使用を認められています。)
EUではEU POPs規則(規則2019/1021)で規制されています。 *規制値:物質または混合物に存在するPFOSの濃度=10㎎/㎏(重量で0.001%)以下
REACH規制では
PFOS/PFOA分析方法及び料金表
必要試料サンプル・・・30g
物質数 | 分析方法 | 下限値(ppm) | 価格 |
パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) | US EPA3550 & 8321B, LC/MS/MS | 0.1 | ¥25,000~ |
パーフルオロオクタン酸(PFOA) | US EPA3550 & 8321B, LC/MS/MS | 0.1 | ¥25,000~ |
PFOS+PFOA | US EPA3550 & 8321B, LC/MS/MS | 0.1 | ¥35,000~ |
- 1検体の重さが200g以上の場合は、送料を別途お見積りさせていただく場合がございます。
- その他成形品、完成品の分析にも対応しております。別途、メール、またはFAXをお送りください。成形品、完成品は単一素材に分解し、検査致します。試料の写真、資料、カタログなどを頂戴した後、別途お見積もりさせていただきます。